奥会津の風景は世界のどこにも負けない
そこに只見線の列車が写り込むことで、
写真に魂が入る
奥会津郷土写真家 星 賢孝(福島県金山町)
年間300日以上、JR只見線にレンズを向け続ける。只見線の列車が大自然を走り抜ける光景に魅了されたのは25年以上前。近年は会員制交流サイト(SNS)で絶景を発信する。2015年にテレビ番組「マツコ&有吉の怒り新党」の「只見線の一筋縄では撮れないアングル」で紹介した写真が評判を呼ぶ。台湾での只見線PR活動にも注力している。50年前に廃村で消滅した「霧幻峡の渡し」を復活させ、只見川の川霧の幻想的な絶景写真が話題を呼び、じゃらん「この夏に行きたい絶景ランキング」で全国8位にランクインさせた。
只見線が2011年7月の新潟・福島豪雨で被害を受け一部区間不通となってからも発信を続け、2022年10月再開通の原動力の一つとなった。只見線復旧までの奮闘を描いたドキュメンタリー映画『霧幻鉄道只見線を300日撮る男』(安孫子亘監督)が全国で順次公開中。「奥会津・只見線写真集 四季彩々」で第43回福島民報出版文化賞奨励賞受賞。